新年あけましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。

当院は2023年12月に開院し、先月1周年を迎えることができました。これもひとえに当院にお越しくださる地域の皆さまのお陰です。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

当院は町の小さなクリニックです。そのため、病院で見掛けるようなCTやMRIといった大型の検査機器はありません。しかしながら、こだわりを持って選んだ医療機器を活用しながら、一人ひとりの診療に丁寧に向き合ってまいりました。
例えば、心電図・レントゲン・超音波検査等を基に迅速かつ正確な診断を図りながら、患者さんのお話に耳を傾ける診療姿勢を大切にしています。

大きな病院を高級レストランに例えるならば、当院は町の洋食屋さんに似ているのかもしれません。
僕の故郷に人気の洋食屋さんがあるのですが、そこでキャビアやフォアグラといった豪華な食材を見かけることはありません。それでも、お店のシェフはありふれた食材の中から目利きを重ねてより良い物を選び、そこに十分な手間暇をかけて調理をしていく。そうすると本当に美味しい洋食が仕上がるのです。結果として、その洋食屋さんは普段使いのお店として、今も地域の中に溶け込んでいます。
業種は違えども、当院もそのようにありたいと思っています。

これからも地域の皆さまの健康と笑顔を第一に考え、良質な医療を提供してまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

院長　島田 健太郎